市販の復旧ソフトの使用についてですが、大事な(決して失いたくない)データがある場合、お勧めしません。
市販のデータ復旧ソフトでも強力なものがあります。条件さえ良ければデータ復旧が出来ますが、使い方を間違えると、復旧できたはずのデータを完全に破壊してしまうことがあります。
ここでは、データ復旧に関して全く知識のないままでも出来ること、やってはいけないことを解説します。
まずは準備から。
必ず1台別のデータ復旧用PCとデータ待避用のハードディスク(HDD)を準備してください。
(トラブルを起こしたPC自体で復旧しようとすると症状を悪化させることがあります)
では作業開始です。
1. トラブルを起こしたハードディスク(HDD)をPCから取り出し、外付けのHDDケースかアダプターに繋ぎます。
(*このときコネクターのピン(pin)を折ったり、基板のパターンを剥がしたりしないように気を付けてください)
(*正常なPCのセカンダリまたはスレーブに繋ぐ方法はお勧めしません)
2.データ復旧用PCで復旧ソフトのトライアル版をダウンロードする。
ファイナルデータ、R-Studio データレスキュー 等。Macの場合iGeek等。
(*トラブルを起こしたHDDやPCには絶対にダウンロードしないでください)
3.ダウンロードした復旧ソフトのトライアル版を復旧用PCにインストールします。
4.復旧用PCを起動後、障害HDDをUSB等で接続し、認識させます。
(*この時認識できなければ復旧ソフトによるデータ復旧はできません)
5.データ復旧ソフトを起動して、障害HDDを走査(スキャン)します。
6.ファイル名やフォルダー名が見つかればパッケージ版かダウンロード版を購入しデータ復旧します。
(トライアル版では復旧できません)
注意事項(厳守してください)
●ハードディスク(HDD)を抜き取る際、デスクトップPCは電源を切るだけではなく必ず電源コードを抜いてから作業。
●ノートパソコンの場合はバッテリーを必ず取り外すこと。
●ハードディスク(HDD)から異音(カコン、ギー)がしたら即作業を中止する。
●スキャン中、同じところでリトライを繰り返して時間がかかるようなら中止する。
●触ってみてハードディスク(HDD)が異常に発熱しているようなら即中止する。
●作業中は絶対に目を離さない。
これらを守らないとハードディスク(HDD)を破壊してしまうことがあります。
また、システム修復ツールは絶対に使わないでください。
(特にMacの場合)
Macユーザーでシステム復旧ツール(Norton、TechTool Pro等)を使う人が多いのですが、多くの場合、データを破壊し復旧が難しくなります。
システム修復とデータ復旧は別物なのです。
市販ソフトでのデータ復旧は「対症療法」程度のことだと考えください。つまりハードディスク(HDD)の中で実際に何が起こっているのかも分からないのに作業しているということなのです。
また、障害箇所に対し限度を超えたリトライを行って、結果的にハードディスク(HDD)に過度の負荷がかかり復旧不能になる場合もあります。
ひとつ間違えれば磁性体剥離を引き起こして復旧不能に陥いるなど、症状がより悪化する危険性があることを十分に理解した上で、しかも自己責任で作業にあたってください。